抗ウイルス性(ISO 21702:繊維以外) 2020/6/10 概要 プラスチック製品、金属製品、セラミックス製品など非多孔質形状の検体に対する抗ウイルス活性を測定します。粉末や液体、空間等の評価には適用できません。 試験方法 ISO21702 50㎜角のプレート状の検体に試験ウイルス液0.4mlを接種し、被覆フィルムを被せる。 ※試験は未加工試料、加工試料で実施 ウイルス液接種後の試料を25±1℃、90%RH以上で24時間静置(接触)させる。 (ウイルス株はインフルエンザウイルス(H3N2)、ネコカリシウイルス※の2種) ※ネコカリシウイルスはノロウイルスの代替ウイルスとして使用されています。 24時間後、試料上からウイルスを回収し、プラーク法にてウイルス感染価の測定を行う。 サンプルについて 加工品と無加工品をご準備ください。 試験面(加工面)がわかるようにしてください。 ウイルス1種の場合:加工品9枚、無加工品12枚 ウイルス2種の場合:加工品18枚、無加工品24枚 ※SIAAマーク認証試験を行う場合は枚数が異なります(下記「SIAAマーク認証のための試験」をご参照ください)。 【評価基準】ISO規格には評価の目安について記載されておりません。一方、SIAAでは本規格を用いた登録基準を規定しております。 SIAAマーク認証のための試験 SIAA(一般社団法人 抗菌製品技術協議会)では、抗菌加工製品に求められる品質や安全性に関するルールを整備し、マーク表示の認証・管理・運用を行っています。ボーケンは認証における試験実施機関として指定されており、申請に必要な抗菌・抗ウイルス性試験を実施しています。 SIAAマーク認証のための試験についてはこちら