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試験方法から探す

抗ウイルス性(抗技協法:抗ウイルス加工剤)

※抗技協・・・一般社団法人抗菌製品技術協議会(SIAA)

概要

抗ウイルス加工剤の抗ウイルス活性を測定します。加工剤の段階で一度評価できるため抗ウイルス加工製品の開発がしやすくなります。
注)抗ウイルス加工剤の抗ウイルス性試験方法および基準は製品加工に使用する加工剤の基準のため、消毒剤や除菌剤などの評価には適用できません。

試験方法

①試験試料を800µg/mLの濃度になるように水に溶解する。
②試験ウイルス懸濁液を加え、十分に攪拌する。(ウイルス株はインフルエンザウイルス(H3N2)、ネコカリシウイルス※の2種) ※ネコカリシウイルスはノロウイルスの代替ウイルスとして使用されています。
③25℃,24時間静置する。
④プラーク測定法にてウイルス感染価を算出する。
抗ウイルス活性値=「対照サンプルの24時間後の感染価(対数値)」-「試験サンプルの24時間後の感染価(対数値)」

【評価基準】
抗ウイルス活性値≧2.0

抗ウイルス加工製品の評価については下記リンクをご参照ください

■プラスチック製品、金属製品、セラミックス製品など非多孔質形状の製品
・抗ウイルス性(ISO 21702:繊維以外)

■軟質発泡材料や特殊な形状の製品など
(例、スポンジ、平坦ではない製品、小さな形状の製品)
・抗ウイルス性(シェーク法)

SIAAマーク認証のための試験

SIAA(一般社団法人 抗菌製品技術協議会)では、抗菌加工製品に求められる品質や安全性に関するルールを整備し、マーク表示の認証・管理・運用を行っています。ボーケンは認証における試験実施機関として指定されており、申請に必要な抗菌・抗ウイルス性試験を実施しています。