キャリーケースの落下に関する試験-落下強度試験・耐落下衝撃試験 2026/8/28 目的 旅行や出張などで荷物を運ぶために便利なキャリーケースですが、近年、引っ越しや買い物などで重い荷物を運ぶときや、防災用品をまとめて保管し、避難時に持ち出すときなど使用シーンも多様化し、今や「旅行用品」から「日常生活で使用する便利な運搬用品」へ役割が広がってきています。そんなキャリーケースですが、走行時の段差や積み降ろし時など、取り扱い方によって様々な衝撃を受けることが想定され、取り扱い中に簡単に破損してしまうと思わぬ事故や消費者様からの苦情につながる恐れがあります。ボーケンではこれらの事故を未然に防ぐ為に、実使用を想定した落下強度試験や耐落下衝撃試験などで評価をおこなっております。 落下強度試験(ボーケン法) キャリーケースの積み降ろし時に起こりやすい落下衝撃を再現し、底部の破損や変形が発生しないかを確認するための試験です。 試験方法 試験体に表示耐荷重相当のおもりを入れ、底面から1m離れた高さから下向きに平滑な鉄板上に自由落下させます。※表示載荷重が決まっていない場合は、下記載荷重提案値で実施することも可能です。バッグ容量載荷重提案値20L 未満10㎏20L 以上 ~ 50L 未満20㎏50L 以上30㎏ 判定基準 使用上支障のある破損、変形等の異常がないこと。 耐落下衝撃試験 段差走行時はキャスター破損が最も多いトラブルの一つです。この試験では、実際の階段や段差を想定した衝撃を再現し、キャスターや本体の強度を評価します。 試験方法 試験体に表示載荷重に相当する質量の砂袋を入れ、50°傾けた状態で、けあげ100mm、踏面250mmのコンクリート製の階段面を、左右の車輪同時に10段引き落とします。※表示載荷重が決まっていない場合の載荷重提案値については落下強度試験を参照下さい。 判定基準 使用上支障のある破損、変形等の異常がないこと。 関連記事 キャリーケースの品質評価には複数の試験が必要です。落下試験・耐落下衝撃試験だけでなく、走行耐久性やハンドル強度など、総合的な評価によって製品の安全性を確認します。 把手(取っ手)及びスライドハンドルの取付強さ走行耐久性試験 – キャスター付き製品の走行性を評価する試験方法 –往復開閉耐久度 お問合せ 東京生活用品試験センター〒135-0001 東京都江東区毛利1丁目12番1号TEL:03-5669-1382 大阪生活用品試験センター〒552-0021 大阪市港区築港1丁目6番24号TEL:06-6577-0124 お問い合わせフォームはこちら