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防汚性試験(ボーケン法)

防汚性とは?

汚れを防止する機能のことを言います。繊維に汚れを付きにくくしたり、付いた汚れを洗濯で落ちやすくしたりした加工が施された繊維製品が最近では開発されています。防汚加工は、汚れの種類と防汚効果の違いにより、加工方法が異なります。

防汚効果を付与する方法とは?

防汚効果を付与するには、大きく分けてSG加工、SR加工、SGR加工の三つの方法があります。

SG(Soil Guard)加工汚れにくくする加工のことで、フッ素系樹脂加工等により、はっ水性とはつ油性を付与したものです。はっ水加工をすると親水性の汚れが付着しにくくなります。はっ水・はつ油加工すると、親水性及び親油性の汚れが付着しにくくなります。
SR(Soil Release)加工付着した汚れを洗濯やドライクリーニングで落ちやすくする加工のことで、親水化処理等を施したものです。疎水性の合成繊維は、繊維表面を親水化する加工を施すと洗濯により汚れが落ちやすくなります。
SGR(Soil Guard Release)加工汚れが付きにくく、落ちやすい両方の効果を備えた加工のことをいいます。

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実用生活汚れに対する防汚性試験(BQE A 039)

目的

食品や日用品のついた汚れの落ちやすさを評価します。
実際の食品や日用品を使用して試験するため、JISでは対応しきれない複合的な汚れ成分に対応することができます。
また、こちらの試験はSEKマーク(防汚加工)取得のための指定オプション法(繊技協法)食品汚れ試験を包括した試験でございます。

実用生活汚れに対する防汚性試験(BQE A 039)では、SR(汚れの落ちやすさ)を評価します。

試験方法

汚れ種毎に、試験片(15cm×15cm)中央部に汚れ種約0.2gを付着させ、24時間放置後、JIS L 1930 C4M法に準じて洗濯を行い、汚染部と未汚染部の色差をグレースケールにて判定します。

汚れ種:カレー、ミートソース、ラー油、ソース、醤油、ワイン、コーヒー、ケチャップ、ポスターカラー、墨汁など

<繊技協法【必須】>
カレー、ミートソース、ラー油

<繊技協法【選択】>
ソース、醤油、ワイン、コーヒー

試験結果例

評価の目安

4.0級以上

対象アイテム

衣類、子供服、エプロン、テーブルクロスなど

SEKマーク認証試験に対応

ボーケンでは繊維評価技術協議会が運用しているSEKマーク制度に対応した防汚性試験を実施しています。

SEKマークを申請するには、下記の条件を満たすことが求められます。

・汚れ種:【必須】カレー、ミートソース、ラー油
     【選択】ソース、醤油、ワイン、コーヒー
・対象試料:白または淡色
・SEKマーク認証基準に従った洗濯処理前後の試料での実施。

評価基準:4.0級以上

食品汚れ以外のSEKマーク対象防汚性試験についてはこちらのページをご確認ください。

防汚性試験(JIS L 1919)
防汚性試験(花粉汚れ)

化粧品汚れに対する防汚性試験(BQE A 043)

目的

化粧品(口紅、ファンデーション)のついた汚れの落ちやすさ(SR)を評価します。
実際の化粧品を使用して試験するため、JISでは対応しきれない化粧品の複合的な汚れ成分の評価を行うことができます。

試験方法

汚れ種:口紅またはファンデーション

化粧品は依頼者にて持ち込み可能。ボーケンにも用意があります。
ただし、持ち込みの場合パウダーファンデーションのみでの実施は難しいため、下地もしくはリキッドファンデーションとセットで実施させていただきます。

汚れ種と試料(6cm×6cm)を試験装置(摩擦試験機I形)にセットし、汚れ種を試料に付着させます。
JIS L 1930 C4M法にて洗濯処理後、汚染部と未汚染部の色差をグレースケールにて判定します。

摩擦試験機Ⅰ形

試験結果例

落ちやすさ(級)加工品未加工品
口紅5.03.0
ファンデーション5.02.5

評価の目安

4.0級以上

対象アイテム

衣類、雑貨等(生地状態での実施)

衿等の汗ジミに対する防汚性試験方法(BQE A 032)

目的

衿の汗ジミに対する防汚性を評価します。衿の汗ジミとは、人体から出る皮脂、アイロン等の熱と衿に使用される芯地等の樹脂との複合作用が原因となってできる、ワイシャツの衿山(衿の内側、肌に接する首回り部分)の変色のことをいいます。

試験方法

試料の衿羽部分2枚に汚染成分0.01mlを滴下します。24時間放置後、1枚をJIS L 1930 C4M法で洗濯処理し、自然乾燥後、絵表示の温度(高温200℃、中温150℃、低温110℃)で15秒間プレスします。2枚各々の汚染と未汚染部の色差を変退色用グレースケールで判定します。

汚れ成分

オレイン酸50%(溶媒:エタノール)

対象アイテム

シャツなど

評価の目安

洗濯後の判定が4級以上

赤土法(BQE A 005)

目的

ユニフォームや靴下等の土汚れを想定した汚染物質を使用し、汚れにくさ(SG)及び付いた汚れの落ちやすさ(SR)を評価します。

試験方法

試験片(6cm×6cm)2枚と汚れ成分2gをビニール袋に入れ、袋内に空気を封入して膨らませた後、袋の口を閉じます。
ICI形ピリング試験機で30分間処理した後、1枚をJIS L 0844 A-2号で洗濯処理します。2枚各々の汚染程度を汚染用グレースケールで判定します。

汚れ成分

JIS試験用粉体8種(関東ローム層の赤土)

対象アイテム

ユニフォーム、靴下など

試験結果例

よくあるご質問

Q.黒い生地で試験は可能ですか?
A.可能です。ただし、濃色の場合、汚れが落ちていなくても見えにくい場合がある結果は参考値とさせていただいております。
  
Q.上記以外の汚れで実施したいです。
A.持ち込みも可能です。ご相談ください。
  
Q.実用生活汚れの試験は汚れの付きにくさ(SG)の評価も可能ですか?
A.汚れを強制的付着させ、ふき取り動作などは行いませんので実施ができません。
液体の場合はJIS L 1919 C法(滴下ふき取り法)を準用して実施することも可能ですので、ご相談ください。
  
Q.化粧品汚れの試験は指定の化粧品で可能ですか?
A.持ち込みも可能です。ただし、パウダーファンデーションの場合は、単体では実施ができず、下地かリキッドファンデーションを同時に持ち込みいただいております。どうしてもパウダーファンデーション単体で実施したい場合は、試験方法を別途ご提案させていただきます。ご指定がない場合はボーケン保有の化粧品で実施します。
  
Q.化粧品汚れの試験は汚れの付きにくさ(SG)の評価は可能ですか?
A.強制的に汚れを付着させる動作を行っておりますので、落ちやすさ(SR)のみの評価となります。ただし、汚れ付着後(洗濯処理前)の試料もご提供は可能です。
  
Q.衿の汗ジミ試験は、製品の衿以外でも実施できますか?
A.芯地の作用を見ているので製品を推奨しておりますが、生地状態でも実施可能です。
  
Q.赤土汚れの試験は洗濯処理がJIS L 0844 A-2号で洗濯するのはなぜですか?
A.赤土汚れの塗布量が多く、通常の洗濯では予洗いを実施することが想定されるため、通常洗濯よりも強い条件の洗濯方法で実施しています。

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関連項目

お問い合わせ

機能性事業本部
東京機能性試験センター:03-5669-1415
大阪機能性試験センター:06-6577-0157