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プラスチック製食器類の電子レンジ(JIS S 2029)・食器洗浄機への適応性試験(ボーケン法)

目的

私たちが普段使用しているプラスチック製食器類や食卓用、台所用の器具の中には、昨今のライフスタイルに合わせて電子レンジや食器洗浄機対応を表記した製品が多く見受けられます。

これらの食器類は、電子レンジや食器洗浄機の使用に耐えることができる材質や構造である必要があり、使用に適していない場合は、変形や溶融、場合によっては発火などの大事故に繋がる可能性が考えられます。

ボーケンではこれらの食器類の電子レンジへの適応性を確認する為に、JIS S 2029に定められた「電子レンジ高周波適正性試験」や「電子レンジ耐久性試験」をおこなっております。また、食器洗浄機への適応性についてはJISなどによる試験方法は定められておりませんが、ボーケンでは実際の食器洗浄機を使用した実用性試験にて評価をおこなっております。

試験方法

電子レンジ高周波適正性試験 JIS S 2029 7.10

電子レンジの受け皿の上に食器類を載せ、電子レンジの定格高周波出力に応じた時間で加熱を行い、加熱終了後、電子レンジから食器類を取り出して食器類が23±5℃になるまで放冷します。この操作を2回繰り返し、加熱時にスパークの有無及び食器類の使用上欠点となる異常の有無を目視で確認します。その後、臭気試験を行い、食器類の臭気の有無を確認します。

※食器類を電子レンジに使用するとき、ふたを外して使用する旨の表示があるものは、ふたは除きます。

○加熱時間

定格高周波出力(kW)加熱時間(分)
2.01.0
1.02.0
0.63.5
0.54.0
試料設置後の様子

臭気の試験(JIS S 2029 7.7 a)

食器類を水で十分に洗った後、直ちに沸騰している水を容積の約80%まで満たしてふたをします。
5分間放置後、ふたを取り、瞬時に臭気の有無を確認します。5名中3名以上が臭気を感じない時、“臭気がない”とします。

電子レンジ耐久性試験 JIS S 2029 7.11

オリーブ油を容積の約50%まで満たした食器類を電子レンジに入れ、食器類の表示耐熱温度が200℃未満の場合はオリーブ油の温度が表示耐熱温度になるまで、表示耐熱温度が200℃以上の場合はオリーブ油の温度が200℃になるまで加熱します。オリーブ油が所定の温度に達したら、食器類を電子レンジから取り出し、直ちに食器類の表示耐冷温度に調整された低温槽に入れ、所定の温度まで冷却します(ただし、表示耐冷温度がー40℃以下の場合は-40℃、耐冷温度の表示が無い場合は-30℃まで冷却します)。

これらの操作を5回繰り返した後、目視によって使用上欠点となる異常の有無及び変退色が3級以上であることを確認します。また、耐衝撃性試験によって、食器類の破損の有無を調べます。

耐衝撃性試験(JIS S 2029 7.3)

○落下高さ

区分落下高さ(㎝)
丸形糸尻内側直径 6㎝未満20±1
糸尻内側直径 6㎝以上30±1
角形及び小判形糸尻内側短径 6㎝未満20±1
糸尻内側短径 6㎝以上30±1

※糸尻のない食器類の場合は、それぞれ底部投影面直径及び底部投影面短径とします。

耐食器洗浄機性試験 ボーケン法

市販の家庭用食器洗い乾燥機に食器類を入れ、標準使用量の食器洗浄機用洗剤を用いて標準コースにて洗浄します。これを1サイクルとして20サイクル実施し5回毎に使用上支障のある異常がないかを目視にて確認します。

※サイクル数はご要望に応じて変更可能です。

食器洗い乾燥機

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