抗菌性試験(シェーク法:非繊維)|SIAA基準対応 凹凸・小物製品の抗菌評価
抗菌性試験(シェーク法)とは?
抗菌性試験(シェーク法)とは、一般社団法人 抗菌製品技術協議会(SIAA)が制定する抗菌性評価方法の一つです。試料を菌液中で振とう(shake)しながら培養し、培養後の生菌数を測定することで、抗菌性能を定量的に評価します。主にプラスチック製品などを対象とし、凹凸形状や穴あき構造などの複雑な形状を有する製品や、小型・小物部品など、平滑なフィルムの密着が困難な試料の抗菌性能を定量的に評価する方法です。なお、平滑な表面を有する製品については、JIS Z 2801を適用し、シェーク法はその適用が難しい場合に用いられます。
抗菌試験(シェーク法)の対象製品
抗菌試験(シェーク法)は以下のような非繊維製品に適用されます。
- プラスチック成形品(凹凸形状や穴あき構造)
- 微小部品・パーツ
- 粒状材料
- その他、複雑形状を有する製品
試験方法
抗菌試験(シェーク法)では、容器内で試験片と菌液を接触させ、振とう状態で培養後の生菌数を測定することで抗菌性能を評価します。
対象菌種
黄色ぶどう球菌、大腸菌
試験試料
表面積の合計が32cm2となるように調整
試験の流れ
- 試験試料を表面積の合計が32cm2となるように調整し、試験容器に投入する。
- 試験菌液10mLを添加する。
- 35℃で24時間振とうして培養する。
- 試験液を回収し、混釈平板培養法により菌数を測定する。
- 下記の式により抗菌活性値を算出する
抗菌活性値=
「無加工の24時間後の生菌数(対数値)」-「試験試料の24時間後の生菌数(対数値)」
判定基準
抗菌活性値 2.0以上
※2.0とは、対照試料と比べ生菌数を1/100に抑制させたことを意味します。
抗菌活性値のイメージ
対照試料:10⁶個(100万個)→ 試験試料:10⁴個(1万個)
細菌の数を1/100に抑制 → log 102 = 2.0
従って、抗菌活性値は2.0となります。
抗菌活性値3.0であれば、対照試料と比べ生菌数が1/1000であることを意味します。
SIAAマーク試験に対応
本試験は、SIAAが運用するSIAAマーク制度における評価試験として採用されています。
SIAAマークは、抗菌性能、安全性、品質管理の基準を満たした製品に表示される認証マークです。
ボーケンでは、SIAAマーク登録に必要な抗菌性試験を実施しています。
試験のご依頼について
試験をご依頼の際は、以下の情報をご提示ください。
- 試験対象の製品(例:プラスチック、金属など)
- 形状(凹凸、穴あき、小物など)
- 加工内容(抗菌剤の種類など)※開示可能な範囲で可
- 試験菌種
- 耐久性処理(耐水性試験・耐光性試験)の有無と区分
- SIAAマークの取得希望の有無
▶依頼書はこちら
※費用や納期は試験方法および数量により異なります。
FAQ(よくあるご質問)
| Q. | シェーク法とJIS Z 2801の違いは何ですか? |
| A. | シェーク法はSIAAが定めた業界規格であり、JIS Z 2801は日本産業規格です。また、JIS Z 2801は平滑な表面の評価に適しているのに対し、シェーク法は凹凸や複雑形状の製品に適しています。 |
| Q. | シェーク法はどのような場合に適用されますか? |
| A. | JIS Z 2801が適用できない場合(凹凸形状や複雑構造を有する製品など)に使用されます。 |
| Q. | 小さな部品でも試験できますか? |
| A. | 可能です。小さな部品でも複数個を組み合わせ、規定の表面積になるように調整することで試験を実施します。 |
| Q. | シェーク法でSIAAマークの取得ができますか? |
| A. | 可能です。シェーク法はSIAAマーク登録のための抗菌性試験方法の一つとして定められています。 |
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大阪機能性試験センター:06-6577-0157
